100均素材で作る油膜が張らない水耕栽培付き水槽をまた作ってみた(フィルターなしエアーなし)

アクアポニックス(水耕栽培)

先日、ボトルアクアリウムと新しいミニ水槽のことを書いていたところ、

「なんで今の水槽はフィルター(マイクロだけど)もつけ、週一で水も変えているのに、油膜がどうしても張ってしまうのか?」

という疑問が出てきました。

考察した結果、底砂の厚みがある、また根っこの生える水草の量によるのではないかという仮説ができました。

こちらが水替えをしても2‐3日で油膜が出てしまう水槽です。

<設備>

マイクロフィルター

底砂:珪砂、麦飯石

流木

水草:アナカリス、ナヤス、ハイグロフィラ、モスファン、ウィローモス

おさかな:アフリカンランプアイ

わかりづらいですが表面がうすぼやけた感じになっているのが伝わりますでしょうか。

全体にしっかりと油膜が張ってる状態です…。

水替えが必要な状態とは思いますがこちらのミニ水槽(幅20㎝ぐらい)を週一で水替えし続けるなんて無理という私は、これをちょっと検証していました。

平日の仕事に加えて、土日のどちらかをお手伝いで丸一日出てしまうんですよね。そうすると残り一日は、家の掃除やらをやったら終わってしまうんです。もう疲れる、疲れる。

今回は時短&労力削減のため、前回と同じように百均素材で水耕部分のある水槽の仕組みを使えば、油膜が出まくった水槽から油膜は消えるのかという検証です。

まず仕組みづくり

今回は水槽が前回より一回り以上小さいこともあって、新たに材料見つけてきました。

<材料>

・ホックタイプのバスケット(Can do)

・ハイドロボール 1袋

・底網ネット

・自分ちのマンションに生えてるコケ

・じぶんちの庭のアイビー

こんな感じで超安上がりです。

早速組み立てていきます。

まずこちらのフックタイプのバスケット。

キッチン用品なので水にずっとつけているようにはもちろんできていないので、さびには注意が必要かもしれません。またホックの幅が狭すぎたので旦那さんにくいっと広げてもらいました。くいっと。

バスケットなので網目がとても大きいため、こちらも百均の鉢底ネットを引いています。

植物を植えるのに、ハイドロボールを使うのでハイドロボールが抜け落ちない程度に囲みます。

そこにハイドロボールをひき、アイビーと前から愛着のあったコケ付き流木を入れていきます。

この流木を入れたかったので、バスケットが若干大きいです。ここまでなくてもいいかもしれません。

水に強いアイビーを入れ、前回からのシダを入れます(だいぶ弱ってしまいました)

またコケ類も前回の水槽から残っていたので、乾燥防止のためにも上にひきます。

さらに根っこがもう少し必要なのかもしれないという推測のために、アサザを入れました。(下の写真、水耕部分の手前の苗)

アサザはビオトープで育てていて、増えてしまったのがもったいないため冬の間に株分けをしていました。

その際、完全水中ではなく育てていましたが、今回こちらに導入です。

そしてマイクロフィルターは撤去しました。

ボトルアクアリウムも思ったのですが、止水域ができるのではという疑問があります。でも今のところボトルアクアリウムでは止水域の有無はわからないけれど、問題はないんですよね。魚が泳ぐことで水が動くからとか?

上記で完成です。

作ったものはこんな感じで、時間もかからずできました。

フック部分を広げてもらったのは、旦那ですが、あまりにも簡単にやっていたので女性でもできるかもしれないですね。今度試してみます。

水耕栽培部分のある水槽のよいところ

この水槽に水上で育つ植物を入れるとよいところを考えてみました。

・電力を必要とするものを使わずに成り立たせられる

水をろ過するフィルターを使わないので、あたりまえですが、お金がかからない!

エアーも必要としませんし、今回はCO2も使っていません。

ランニングコストがかからないというのは、低予算の人やちょっとやってみたい人にはありがたいかなと思います。

本当はライトがあったほうが良いとは思います…。でもまだ購入できてないので、窓際で対応中。冬だと日光が入ります。

・自然の力で循環しているのが楽しめる

すごく人を選ぶとは思いますし、何も現代の文明の利器を使うのが悪いわけじゃないです、もちろん。

私は個人的に自然環境を整えて、自然の力でその自然そのものがたくましくなったり、元気に育っていくのを見るのが好きです。

庭も同じように育てているのですが、そうなると管理があまりいらないんですよね。時短かつ手間いらずです。

これを水槽でもできるっていうのは個人的にはとてもツボです。

機械は便利なんですが機械の力を借りてると、どんどん足りないものを機械で補うような感じがあって(個人的に)、自然の力やサイクルのみで循環できるってすばらしいなと個人的には好きです。

アクアポニックスのシステムを感じられる

アクアポニックスと同じようにとはいきませんが、仕組みとして恩恵を受けているのではと思います。

アクアポニックスのシステムについてはこちらの過去記事をご覧ください。

フンなどが排出されても頻繁な水替えをしないで済むのは、水耕栽培部分と水草がアクアポニックスの仕組みのように栄養素として吸ってくれるのが期待されています。

水草も成長できるし、水がえが少ない分、生体へのストレスも少ないですよね。

水槽掃除の手間がだいぶへるので、時間が短縮も期待が大きいです。

実際の経過

5/28 油膜ばっちりの水槽

水槽の掃除を頑張っていたんですが、週一はつらかったころ。

ひっかけ式の水耕栽培部分を装着

実はこの間も油膜がずっとでてるので、もう実はだめなんじゃないかとあきらめかけていました。

そのため、写真がない。ごめんなさい。

6/8

油膜が少なくなってきたことに気づく。

6/11 油膜完全消去

ほっといてもなんも出なくなりました。

おおよそ2週間ですね。

この間、1日1回エサをあげ、水槽の掃除はしていません。

掃除をしたら絶対ゴミが巻き上がると思いますが、アフリカンランプアイも元気です。

欠点

水耕部分があることによって、少々弊害があります。

  • 観察がしづらい

水槽の中に死角ができてしまったり、水面が見えづらいため、観察がしづらいです。

魚の状態とか気づきづらいかもしれません。

  • 影ができてしまう

  水耕部分が影になって水草にひかりがあたりづらい。

  これは早めに解消したいですね。

  • 水耕部分のサイズ要注意

  でかいとそれだけ邪魔でした。

 今回、実はこの水耕部分にずっと愛用?している流木君がいて、(コケまみれで愛着がある)その流木君をそのまま使いたかったから、幅があるものにしています。

でもちょっとでかいかな。

 もっとちいさくても、おそらく植物を植える分には支障がないと思います。

結論として推測は正しかったのか

そもそもこれを書こうとした百均素材で水耕部分のある水槽の仕組みを使えば、油膜が出まくった水槽から油膜は消えるのかはどうだったのか?

うまくいくかと思いきや、実はこれをアップする前の6/13に油膜が張りました…。

原因はアサザの根腐れでした。

だめだったのかとちょっとショックでしたが(アサザもごめんよ)、水中で育てていたならちがったかもしれません。

水耕部分の植物を変えて再度水槽にセッティングし、再挑戦しています。

こちらは経過をみて改めて書きたいと思います。

水耕部分の植物の状態も含めて、良い結果になるといいなぁと思っています。

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