カメと一緒に飼育できた魚と水草、その注意点

アクアリウム

我が家のカメ水槽です。

流木のあくですっかり茶色いですね。

流木を作ることにこってまして、水はすっかり茶色いですが、魚たちは元気です。

この真ん中にいるのが我が家のカメですが、カメ以外の生き物たちのご紹介です。

我が家で一緒に飼っている魚たち

サイアミーズフライングフォックス

学名:Crossocheilus siamensis

学名のsiamはタイの意味のとおり、タイ、マレーシア、インドネシア原産のコイ科の魚です。古くから水槽のコケ取りとして有名で、除去が困難な黒いヒゲ状のコケを食べてくれるということで重宝します。体側に黒のラインが入る地味な魚で、元気良く水槽の底の方を泳ぎます。

CHARM

チャームさんの説明を引用させていただきましたが、カメと混泳して問題ないという方のブログなどを参考にし、我が家も導入してみました。

素早い動きで泳ぎまわり、コケなどをよく食べてくれているようです。実際、我が家の水草や流木などをよくつついている姿を見ます。

ただ気性が荒いのか仲間同士でもつつきあってるし、混泳させているヤマトヌマエビにも時折ちょっかい出してるのが、少し気になるところです。

説明通りよく水槽の底の方を泳いでいます。水草や流木の上で、休んでいる姿もよく見ます。

口元に短いひげのようなものがちょっと生えている、黒い線がしっぽまで伸びていることが特徴です。

ちなみに我が家の水槽はカメの餌以外は入れていないのですが、カメは餌の食べ方が汚くてよくこぼすので、魚たちはもうすでにそれを知っており、食べ始めると下の方でそれを狙っています。

そのせいか丸っとしてます…。

ふとっちょサイアミーズ

よく育ってる。線も消えかかってる…。

コイと呼ばれる方がよくわかる気がします。

CHARMさんのサイトを見る、スリムなサイアミーズを見たら別品種かと思いました。

しっぽまで線がないのも別品種らしいです。でも我が家のは既にさらに別品種になりかかっているかのようです。

余談ですが、最近、夫はサイアミーズをゴンズイと呼びだしたのですが、調べたら姿かたちが全く違うので、なにかと勘違いしているようですね。

引用web魚図鑑

名前はサイアミーズより呼びやすい。

我が家の掃除屋、ヤマトヌマエビ

我が家のヤマトヌマエビ、エビちゃん。

最初に2匹投入後、追加で2匹入れました。今のところ、カメに食われることもなく元気に泳ぎ、お仕事に励んでいます。

透明な体に長いひげ、ミナミヌマエビより大きくだいたい5㎝前後です。四六時中、何かを食べています。

私がお掃除したり、レイアウトを直したりするたびに、パニックになったかのようにより一層食べてしまうらしく、焦っているのが手に取るようにわかります。もうちょっと繊細なお掃除をしてあげないと思うのですが、今のところ元気です。

最近は、ちょっと図太くなったのか、カメが来てもそんなに動じないでちょっと離れたところでひたすら食べています。

エビはカメに食べられてしまうという話も多々聞きます。

我が家はカメをしばらくサイアミーズと混泳させてみて、これならばいけるのではと思い、入れてみました。

※これならばというのは、我が家のカメはちょっと間抜けなところがあり、目もあまりよくなさそうという話に家族でなったから…ですね。

個体差、個性なども大きく関係すると思うので、よく観察してみてから一緒にさせるかを判断するとよいかと思います。

アルビノブッシープレコ

アルビノブッシープレコ

プレコは、ナマズ目ロリカリア科アンキストルス亜科、およびヒポストムス亜科に分類される魚類を、おもに観賞魚としてみた場合の総称である。学問的な分類に基づいた名称ではないが、事実上の和名として慣用され、定着している。正式にはプレコストムス (Plecostomus) だが、飼育者の間の呼称では略称であるこの「プレコ」が定着している。なお、近縁の数亜科にまたがる種類の魚をまとめてプレコと呼んでいる。

wikipedia

ちょうどよい引用を見つけられなかったので、ウィキを引用しています。

プレコは大きさも柄も様々なものがありますが、比較的小さいものがブッシープレコタイガープレコが主なようです。小さいといっても大きくなると10㎝にはなるそうで、なるげん家も買った当初はちっちゃくてカメにいる水槽に入れるのに大丈夫なのかとすごい心配しましたが、ちゃっかりでっかくなっています。

今は5cmぐらいでしょうか。

これも餌はあげていませんが、しっかり育っているところを見ると、カメの残り餌をたべているかもしれません。

アルビノとあるだけあって、色が通常のプレコと違い黄色いです。通常は黒いため、ドットがとても目立ちます。アルビノだとあまり目立ちません。

カメに食べられるのではとだいぶ心配しましたが、すごく臆病なようで私たちが見ているのに気づいただけでそっと隠れていきます。

しかしながらなるげん家のカメはそもそもとして魚たちを餌とみていないようです。この間は、プレコにびびって引き下がっているところを目撃しました。お互い認識にずれがあるようですね。

カメに耐えている水草たち

私の管理がいまいちなのか、あまりきれいに生き残れていません。

それでもうまくいったものとうまくいかなかったものを参考までに載せておきます。

まずはうまくいった水草

アヌビアスナナ

学名:Anubias barteri

育成難易度 → ■★☆☆☆☆■ハイグロフィラ、アマゾンソードと並んで水草の入門種に挙げられる代表的な種類で、丸い葉が魅力的です。石や流木に着生(張り付く)する性質がある点、水質に幅広く対応し、低光量にも強く、CO2の添加も必要ないことから幅広い用途に使用できる種類です。

CHARM

チャームさんのHPより引用しました。

アヌビアスもたくさんの種類がありまして、ナナは小さいです。葉も小さく、まとまってくれるので活着も恰好が付きやすいです。

相手はカメなので、よく葉がちぎられます…。

CO2の添加なし、ライトなしでも育ちます。

ウィローモス

初心者の味方ではなかろうかというほど育てやすい水草。

私のような雑な人でもどんどん増えます。

私は流木にテグスでまきつけています。テグスは100均で十分です。個人的には糸が太いほうが扱いやすく、じょうぶでいいです。

流木にカメが手をかけると爪が引っかかって、テグスもとれてきてしまうことがあります。

細い糸より、太い糸の方がしっかり結べるので、おすすめです。

アナカリス…

ペットショップならだいたいどこでも売ってるアナカリス。水草の代表のようなものですね。

金魚藻などと言われていることもありますが、金魚藻はいくつかの水草の総称として使われているようです。

だいたいカボンバ、マツモ、アナカリスのことのようです。

アナカリスは活着させなくても、根っこをソイルに埋めなくても、水にポイっとしておくだけで増えます。大変お手軽。

今回カメ水槽に選んだのは、ちぎれてもそこからまた育つという強靭さからです。

実際入れてみたのですが、よくちぎれます。

カメが手をかけたり、足の踏み台にしたり、かき分けたりするので、傷つくんでしょう…

アナカリスを息継ぎのために足の踏み出しにするの図

それでもアナカリスはたくましく育ってくれるので増えるのですが、アナカリスばっかりの水槽はあまりに味気ない…。

メダカ水槽に一部うつしてしまいました。

管理も雑になりそうなつまらない風景過ぎまして…。

メダカだと涼やかに見えるのになぁ。

不思議です。

ミクロソリウムナロー(あまりうまくいっていない)

ミクロソリウム種の中でも葉が細いものです。

ゆらゆらと葉が水中でそよぐのがきれいです。

陰性の水草なので光が少なくても、CO2添加無しでも育ちます。

葉が長く綺麗だったころ、その長さが災い?して、さんざんカメに足場にされました。

そのため、現在ももっていますが、葉が破れていたり、長いのが途中で切れていたりと、あまりよい状態では育っていません。

それでも生き残ってくれたので、大事に養生しながら育てています。障害さえなければすごいきれいだと思います。

ボルビティス ヒュディロティ(ダメだった)

ボルビティス ヒュディロティは、緑の濃い葉が美しい陰性水草です。石や流木に活着できる為、アヌビアスの仲間やミクロソリウムの仲間と同じように人気のある水草です。葉の一枚の大きさは葉幅は約1cm、葉の長さは約5cm程度ですが、葉の全体の大きさは20cm~40cm以上になり、比較的大型になります。水槽サイズは、中型から大型水槽に向いています。レイアウトでは、中景から後景に使い、流木に活着させて使うことが多いです。流通も多く入手しやすい水草です。

水草動画ブログ

本当にきれいな半透明の葉で私は大好きなのですが、ことごとく茎から折れました。

だいたいカメがのったり、足場にして、茎の半ばから折れていきました。

活着できる水草なので、石や流木につけて育てることが可能です。CO2の添加、ライトなしで育ちます。長い半透明の葉がそよぐ様は本当にきれいです。

カメと一緒に育てるときの注意点

カメは爪がするどい

カメとしてはちょっと触っただけのつもりかもしれないけれど、植物をぶすぶすと刺したりひっかいたり…、涙なくしては語れない行動をします。

そのためそれを耐えて育つものがよさそうです。

葉が固いかどうかが、カメに食べられてしまうかどうかにはあまり関係ないような気がします。

実際に食べているのかもしれませんが、おなかがすかない限りそこまで食べようとはしません。

どちらかというと空気を吸うために足場にしたり、流木をよじ登ろうとして水草に爪をかけて傷つけるのが多いです。

なので流木、岩に活着できる水草がいいですが、葉や茎が長く折れやすいものはことごとく途中で折れました。

カメは砂を掘る

「なんでカメは砂を掘るんだろうか」と次女に聞いたとき、

「本能だからだよ」と言われました。

小学生6年生にそう言わしめる、まさに本能とでもいうばかりに、先がなくても、浅くてもひたすら掘ります。

そのため有茎種の水草、活着できない水草はカメ水槽に植えるのに向きません。

根っこを大事にするような品種は特に向かないと思います。

またソイルに飢えるタイプも同じ理由で難しいのではと思います。

さらにソイルに種をまくタイプもダメです…。

これもやって失敗しました。トライすると心労が増えるのであまりお勧めできません。

活着するときは固めにしっかりと縛る

私はテグスで活着しているのですが、ちょっと弱かったり、流木や石にぴったり活着できていないと、ほつれます。

水草と石・流木の間にカメの爪が入り込むのかもしれません。

カメは進むときにとにかくいろんなものに手をかけます。それで自分の体を推し進めるので、中途半端だったり弱かったりする場所からダメになります。

水草をぴったりにちょっときついかなというぐらいしっかりつけたほうが、テグスのまき直しや、メンテナンス回数が減るように思います。

結果として無難なのは

・活着できるアヌビアスナナのような有茎種

・ウィローモスのようなコケ

・もしくはタフなもの

いまのところ発見できているのはこれです。

もしかしたら、植え方によっては他の種類もいける方法があるかもしれません。

また発見次第更新します。

こちらのアイキャッチ画像はPch.vector – jp.freepik.com によって作成された school ベクトルから使用させていただきました。

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