だいぶ前に作成したボトルアクアリウム、その後どうなっているかを自分なりの考察を交えて書きます。
ちなみにボトルアクアリウムを私が作った方法はこちらをご覧ください。
いま、改めて読み返すと、わかりづらかったのでまた改めて書きます。
私のボトルアクアリウムは現在はこちらです。


入れている水草に変更はほぼありません。
ナヤスの量が減ったかなというくらいでしょうか。
あとはメダカくんが卒業して外の鉢にいき、代わりに赤ひれさんが入りました。
それ以外は変更ありません。
水耕栽培風水槽は解体しました。
なぜかというと後任を入れるにはあまりにも汚くてちょっとこれはと思ったためです。
水質の悪化にもメダカは強いのかも。
(前にPHを全部測ったらすごい結果になりましたし…)
そのためいったんリセットしました。しかしながら流木と水草は残っているので、別の水槽を立ち上げました。
こちらにいたメダカ君たちは秋の終わりごろに生まれたお子様たちだったので、室内に入れたのですが、4匹中1匹がお星さまになってしまったものの3匹は無事に成長してくれてうれしいです。
ボトルアクアリウムと水耕栽培水槽にいた合計4匹は無事に外のビオトープにいきました。
室内飼メダカ君の引っ越しの理由
室内飼いメダカ君たちが外のビオトープに引っ越した理由は、
室内飼いに必要な太陽光が室内に入らなくなってしまったことが第一の理由です。
でも室内でメダカを育てている方はきっといると思うので、太陽光がすべてではないとも思います。調べていないので不確かなことをいうのはあれかもしれませんが、よかったら調べてみてください。
なるげんは一応、メダカの生育には太陽光が必要という方法でやっています。
我が家は東南向きのマンションなので、冬の間位しか室内に日光が入りません。
それもあって、メダカ君は冬季限定でボトルアクアリウムにいてもらったのですが、とうとう卒業の時が来ました。
3月ぐらいに暖かくなったこともあって、外にある大きな睡蓮鉢、ビオトープにお引越ししました。(睡蓮ないけどね)
移してみてわかったことは、室内メダカたちは、めっちゃ色白。
ひよわ、もやし、そんな言葉が浮かぶようなメダカ君でした。
でも今は元気に日を浴びたからか、こんがりしてきました。写真をお見せしたいのですが、どれが室内のメダカ君か見分けがつかないため、みんな同じような色ということでご勘弁ください。
しかもアオミドロがすごい(;’∀’)

ボトルアクアリウムと水耕栽培の共通点
フィルターありの水槽と、現在の新しい水槽と、ボトルアクアリウムなどを比較してみると、参考になりそうなことがあったので書いておきます。
1,えさなし
実は水耕栽培風の水槽では1匹がお星さまになってしまったのですが、おそらくえさ不足ではないかと思います。ボトルアクアリウムも水耕栽培水槽もほぼ餌なしで管理しました。
(餌をあげないと餌を覚えないのか、時たま餌をあげても寄ってこなかったです。)
何を食べていたのかと思うのですが、おそらくその中で発生したイトミミズやミジンコです。
ボトルアクアリウムにメダカを入れないでいるととてもわかりやすいのですが、イトミミズやミジンコが結構すぐにわきます。
どこから出てきたのかと思うのが不思議なくらい、どこからともなくやってきます。
メダカ君を入れた理由の1つはその小さな生き物たちを食べてほしかったのが始まりなのです。結果として飼い主が見ていない間に小さな生き物たちが出てはメダカ君が食べていたのだと思います。
2,水草の栄養も必要なし
水草の成長も結構順調でした。
ナヤスみたいな増えやすい水草はぐんぐん伸びました。これは栄養をよく吸収してくれるそうなので、汚れている水槽だと余計かもしれませんが、枯れたり溶けたりする水草はなかったです。
3,掃除がいらなかった
あかひれさんを入れたから余計思うのですが、ボトルアクアリウムは掃除はほぼなくても大丈夫かもしれません。
ただ窓際においていたりライトを当てるとどうしてもボトルの内側に苔が出て曇ってしまったりするので、それを除去するほうがいいかもとは思います。
単に観察がしづらいからという理由ですが、観察はすごく大事だと思うので、ぜひとってストレスフリーな管理のために苔はとったほうがいい。
ただ生体の出したフンなどが蓄積しているデトリタスは除去の必要はないような気がします。
デトリタスは水槽の掃除していると出てくる茶色い汚れのことです。これは賛否両論、諸説あるようですが、私は結構デトリタス推しです。
デトリタスを取ってもとらなくても、水質にはさほど違いはないように感じました。
ですが、蓄積しているのは見た目が悪いかもしれない、ぐらいです。
4,油膜がわかなかった
水耕栽培後の水槽(ランプアイがいるランプアイ水槽)は、毎週水槽の掃除をしても数日で油膜が張ります。
しかしながら、ボトルアクアリウムと水耕栽培の二つは油膜がわかなかったです。
ボトルアクアリウムと水耕栽培、ランプアイ水槽の違いは根っこかなと個人的に思います。
ボトルアクアリウムは参考した情報によると低床部分を厚くして、水草に根っこをはらせることを大事にしていました。また水耕栽培は一見、根っこはなさそうですが、水耕部分でシダやアイビーが根をはりました。
ここはアクアポニックスの仕組みが働いてくれたように思います。
アクアポニックスも水上部分の野菜が水中の栄養素を吸って成長するのですが、シダやアイビーが根っこを通して水中の栄養素を吸っていたため、富栄養化しなかったのかもしれません。
一方でランプアイ水槽は砂利をひいているものの、根を張っている水草があまりないです。水草はあるものの、活着させたり、浮遊していて、根を張っていません。
水耕栽培風水槽を作るときは、水耕部分からうじゃうじゃ根っこが生えてくるのを期待していたんですが、そこまではいきませんでした。
ちなみにこんなに油膜に悩む日々を送っていると、ボトルアクアリウムと水耕栽培はたまたま油膜が張らなかったんだとようやく気づき、そのありがたさに感動します。水換えや掃除が週一というのは、仕事が多いとなかなか大変です。。。
ボトルアクアリウムで油膜がわいたとき
実は1度だけボトルアクアリウムで油膜が出ました。
出ないって言ったじゃんと思われるかと思うのですが、正直に書きます。でもきっと参考になると思います。
ボトルアクアリウムの先任、メダカ君を外に出した後、やはり水草の栄養のためにも誰かを入れたいと思いました。
それがあかひれさんなのですが、同じようなサイズで同じ1匹を入れ替えただけと思ったのですが、ボトルアクアリウムの世界では大きな出来事だったんでしょうね。
(毎年の定例人事で営業が総務に来たかのような衝撃なのかも)
赤ひれさんがはいってからしばらくは油膜が出ました。毎朝のようにキッチンペーパーの出番(油膜取りに効果的)でした。
立ち上げ当初にはよくあるがしばらくたつと落ち着くというボトルアクアリウムの作り方を再度調べてしまうくらいでした。
(そして疑ってかかってた)
それが約2か月くらいした現在、油膜は本当にでなくなりました。
すごい。そして継続しています。
改めて結論
もし手がかからない水槽をお考えなら、ボトルアクアリウムのように底層を厚くする、もしくは水耕栽培やアクアポニックスのような水上の植物に栄養を吸わせるという方法は効果的で、結果として手のかからない水槽管理につながると思います。
私みたいなずぼらな人にはありがたく、時間のない人にも役に立つと思います。
他の水槽にも反映させていきたい…。
前からボトルアクアリウムと水槽の違いはなんだろうとずっと疑問だったんですよね。
初心者でも簡単に管理ができる水槽仕組みをもうちょっと研究していきたいと思います。
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