病名と現状判明
11/30(月)に玄ちゃんの再診に行ってきました。
検査の結果、猫ヘモプラズマ感染症ということがわかりました。
しかしながらそれだけとも限らない、他の病気を併発している可能性もなくはないとのことでした。
それでもどう治療していくかの方針が決まったので、とても喜ばしい!
また血液検査はこのような結果でした。

一番右端の11/30が結果です。
チェックがついているところは、以下の通りです。
RBC、Ht、Hbは白血球の数値です。
Htはヘマトクリットで、少しだけ数値が上昇しました。
Platは赤血球です。最初は0でしたが、198まで上昇しました。ようやく平均値です。
%網赤血球は私の理解では足りないですが、赤血球を作っている状態を示していて、数値が増えたということは前よりも赤血球を作っている状態とのことでした。
猫ヘモプラズマ感染症は通常、黄疸が出るそうなのですが、玄ちゃんは数値が上がりませんでした。(Tbilです)
黄疸が出るのは赤血球が勢いよく破壊された時の反動(?)ででるとのことで、ゆっくり破壊された場合は、破壊された衝撃が少ないため黄疸が出ないこともあるのかもしれないとのことでした。
黄疸が出ないのは喜ばしいことですし、先生としてはちょっと謎が残るそうですが、今のところ出ている猫ヘモプラズマ感染症を直すというのは確かなので安心しました。
順調に回復した理由
・2-3時間ごとにご飯をあげる
ステロイドを現在かなり多く投与している(そうでもしないと効かなかったらしいです)ため、食欲が出ているとのこと。本人が望むだけあげてくださいとお医者さんには言われていました。しかし介助や人が一緒にいる時、玄ちゃんは食べてくれる…。
正直、ちょっと厄介なんですができる限り介助しました。
暇があれば見に行って、食べたい素振りがなさそうでも、とりあえずあげてみました。
・コロナ禍でテレワークだった
11月下旬は実はずっとテレワークしていました。私の仕事がテレワークしやすいこともあったと思うのですが、テレワークがより推奨された状況もあったので、積極的にテレワークしていました。
なのでトイレに行ったついでに、お昼ご飯の時間に、などなどちょっとしたついでにご飯をあげました。
ずっとついているのは難しいのですが、人を見かけると鳴いてきたり、立ち上がったり、それがないときもありましたが、どんな時でも玄ちゃんにご飯をあげました。
どんな時でもです。四六時中あげていた気がします。
・本人が食べる食べ方を見つける
玄ちゃん自身がその時の気分で食べ方が変わります。
その時お気に召すやり方があるようです。でも毎回同じなのは、玄ちゃんの様子を見て、食べたそうならば食べてくれるまで方法を変えて試すというところです。
私がうまくいった方法
乾いた餌を手ですくって口元に持っていく
乾いた餌をエサ入れに入れて半分ぐらい水に浸して食べさせる(水だけではまだ飲まないので、餌と一緒に水分を取らせています)
湿った餌をスプーンに入れて口元に持っていく
湿った餌をスプーンですくって、さらに水をすくって口元にあげる
こんな感じでちょっとずつ変えて、本人がその気になるまで続けました。
うまくいかなかった方法
・栄養補助剤を2種類混ぜる(匂いがきついのかも)
・玄ちゃんが食べてくれた栄養補助剤以外の補助剤を入れる(好みがあるみたいです)
・ちゅーる作戦(嫌いなものはやっぱり嫌い)
ちゅーる作戦はちゅーるに処方された薬を混ぜて少しでも栄養をあげてみてといわれて、高カロリーチュールを買ったのですが、ちょびっとでもチュールは嫌いみたいでした。
水だけの方が飲ませやすかったですね。それでも毎回、大変ですけど。
結論
猫ヘモプラズマ感染症は大変な病気だと思います。お薬が効くかどうか、ご飯を食べてくれるかどうか、本当にその子によって違うと思います。
色々な状況を見ていないので、玄ちゃんがうまくいった方法がみんなに効くとは限らないとは思いますが、以下は私が頑張ったポイントです。
・食べられるだけ食べさせる
・ご飯を食べるタイミングをこまめに(2-3時間ごと)
・水を直接飲まないので、ご飯から水分を摂取してもらう
・食べてくれる栄養補助剤をほどほどに入れて、水を多めに入れてふやかす
このやり方はご飯を食べてくれるうまくいった方法です。
猫ヘモプラズマ感染症はしっかり本人が食べて、しっかり血を作り、回復しようとする猫の力を伸ばすことが大事なのではないかと思います。
他の免疫性介在性貧血と同じ結論になりますが、戦おうとする猫の体の中の力を、食べさせることと飲ませること、食べさせるものによってサポートすると玄ちゃんはうまくいきました。
現在は12/6で、再診からほぼ1週間経ちました。
ちょっと心配な時もありましたが、少しずつ回復している感じがします。
それでもまだ完全に回復までは遠いようで、現在、安心できる風呂場の蓋の上を根城にして出てきません。
お医者さんにも薬が命綱、まだ急変する可能性もあるといわれています。
今のところうまくいっているこの方法を、玄ちゃんと辛抱強く続けて、彼の一日も早い回復をサポートしていきたいと思っています。
少しでも猫の感染症の情報が欲しい方に参考になれば幸いです。
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