サカマキガイの繁殖を防ぐ 誰でもできる簡単な方法

アクアリウム

サカマキガイが入り込んだ経緯

先日、購入した水草からサカマキガイが入り込みました。

これがスネイル!?と驚きとともに、ようやくアクアリウム初心者らしいことが起こったと少しだけ感慨深かったのですが、厄介なことには変わりありません。

入り込んだのは屋外にあるビオトープです。

ビオトープ1号:ちょっと深さがあります。

大きな瓶を使っているので、上からしか観察ができず、見えづらいです。

植えているのはアサザ(左下)、ロタラ(右)、シュロガヤツリ(左上)です。

下の画像は少し時間が経った状態です。アサザが広がって中がより見えづらいです。

見えないのはメダカにはストレスがなくてよいと思うのですが、元気なのか変なものはいないのかなどの観察には不向きですよね。

今回サカマキガイを見つけたのは、一枚目の写真の頃、のんきに植木鉢の淵を歩いている姿を見つけたからです。

植木鉢が白いから余計目立ちましたね。

見つけたのは2匹です。本当に繁殖していないのか、それが問題でした。

サカマキガイの卵嚢発見

サカマキガイは雌雄同性で単体で増殖可能、1匹いれば、増殖が可能だということです。すごいですよね。

私が見落として繁殖してしまったら、このビオトープはちょうどリセットしたばかりだったので、また面倒な手間が発生してしまいます。

そのため、念には念を入れて葉の裏などを観察していました。

そしたらありましたよ。卵嚢が。

サカマキガイの卵嚢は透明でゼリー状。

拡大した画像などのような点々までは裸眼では見えませんでした。※なるげんの裸眼は両目0.7以上あり、日常生活では眼鏡を必要としません。

卵嚢の大きさは1㎝もありませんでした。

でも卵嚢自体はちょっと触ったぐらいではつぶれることはなく、ぶよぶよとしています。

見つけた場所はアサザの葉の裏が一番最初です。

そぎ落とすように爪を入れるとはがすことができ、それでつぶれるようなことはありませんでした。結構、じょうぶです。

発見した卵嚢はそのまま庭へ捨てました。水がないところにあれば、アリの餌かその前に死ぬかのどちらかでしょう、おそらく。

その時は、サカマキガイの卵嚢という確証があまりなく、でもメダカの卵とはあまりにも違うので、おそらくあまりよくないものだろうなと思って排除しました。

しかしながらその後も、何回か見つけるんですよね。

それでサカマキガイの卵嚢だと確証をもったのですが、わかったことがありました。

〇水面間際に卵嚢が多い。

アサザの裏でも見つけますが、カメの内側の壁にも産み付けられていました。それも水際なんですね。

夏場で水が蒸発し水位が下がったので、見つけやすかったです。

で、なんでこんな水際ばかりなんだろうと思いました。

そこで調べていたところ、サカマキガイは薄い外套膜を通して水面に出て直接空気呼吸を行、水面などで泳ぐ姿を見るということがわかりました。

これは私の推測ですが、サカマキガイは空気呼吸をするので、水面を泳ぎ、その際の呼吸をしているのだと思います。そのため、卵も水際にあるのは空気呼吸をするためではないかということです。

アサザの裏は空気呼吸できるのかといわれると何とも言えません。

でも水の中の植木鉢、水の中にあるロタラの葉など、水中ではサカマキガイの卵を全く見つけませんでした。

推測:サカマキガイは卵の状態でも空気呼吸を必要とするため、水際もしくは水際の水草に卵を産むのではないかということです。

サカマキガイの卵の効果的な駆除方法

サカマキガイの卵は、葉の裏か水際の水槽の壁に産むことを踏まえてるとだいぶ絞れてきます。

やったことは以下の通り。

〇アサザなどの葉の裏は一つ一つ裏返してみる。

〇瓶の内側の水際を手で触る

アサザの裏は一つ一つ確認するのが一番です。

見つけづらいですが、キラキラするのですぐわかります。

水槽の壁に産んでしまう場合、深くまで探す必要はなさそうです。

水際を指でなぞるとぶよぶよしたものにひっかかります。

それが卵嚢かと思われます。

これで駆除&チェックをすると、そのあと卵嚢自体が見つからなくなってきました。

チェックするポイントが絞れれば、だいぶ効果的に駆除ができると思います。

親を駆除するのが大前提

卵を駆除するためにも、親を駆除しないといつまでも終わりません。

サカマキガイは私が見ている限り、あまり隠れたりはしないようです。

水草を植木鉢に入れて沈めている場合、植木鉢ごと出してチェックするとすぐわかりました。

もしくは鉢を出すとのんたら歩いているのを見つけられます。

なんだか拍子抜けするぐらい、のうのうと歩いていました。

たぶん子供が生まれてしまうと、本当に小さいので探すのが困難かと思います。

卵を産む前に、まだいる気配はないか。

いるようだったらば、親はいないか。卵は生まれていないか。

親を速やかに駆除したあと、それでも生きている形跡はないかなどをチェックし続けると、薬を使わずとも駆除が可能なようです。

今のところなので、今後繁殖してましたーという悲しい報告(赤っ恥)にならないといいなぁと思ってます。

卵を産み付けられていないか心配な方はぜひ水際を中心に探してみると、効率的かもしれません。

こちらのアイキャッチ画像はSnowing – jp.freepik.com によって作成された business 写真を使用しました。

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