ヤマトヌマエビが抱卵し、先日大潮を迎えました。
結果を先にかくと、やはり失敗だったのですが、失敗ポイントを記録します。どなたかの参考になれば幸いです。
ヤマトヌマエビ隔離タイミング
前回、隔離するタイミングで失敗しました。
ママエビの環境をあまり変えたくなかったので、メダカの稚魚ネットにママエビを入れていました。
しかし卵が孵化した後、ネットをすり抜けてしまい、気づいたときにはママエビはすっきり産後になっていました。
ヤマトヌマエビが抱卵した時、いつ卵が孵化するのか、それに合わせていつ隔離するのかは、いくつのサイトでも見極めがなかなか難しいようです。
ポイントは、
・発眼
・大潮
この二点です。
卵に小さく黒い点が出ると、発眼です。
これは裸眼だとなかなか見れなかったです。(私の両目は1.5)
スマホで撮ってぎりぎりまで拡大すると見えてきます。

これは今回の抱卵のママエビを撮ったものです。でもどれを撮っても同じ気はするんですけど…^^;
黒い点がいくつか卵にあるのが見えたら、それは卵の中のゾエアに目ができた証拠です。目ができると生まれるのが近い合図で、隔離する目安の1つです。
もう一つが大潮です。大潮カレンダーで調べたら満月と新月がわかるので、そこに抱卵に気づいたタイミングから最も近い大潮をチェックします。
もしかしたら2-3日で大潮の場合は、発眼したかどうかが基準ですし、過ぎていた場合は気にする必要はないようです。
卵が発眼していて、かつ大潮の1-2日前に隔離する。
隔離で失敗しづらいかと思います。
ママエビの隔離の仕方
私が今回大失敗したのはこちらです。

こちらママエビを別のケースに隔離して2日後の朝です。
卵がママエビから離れているのですが、脱卵というそうです。
まだ孵化していないのに、ママエビが環境の変化や危険を感じたことにより卵を離してしまうことだそうです…。
つまり私が隔離した環境がママエビにストレスを与えて、ママエビが卵をはなしてしまいました…。なんてこと(´;ω;`)
他のうまくいった動画などを確認してみると、違いは以下のようです。
・飼育していた水槽内に隔離ケースを設置する
ペットボトルを半分ぐらいに切って飼育水を入れて、飼育していた水槽にマグネットなどで固定するしてうまくいっていた方がいます。youtubeでとても見事な卵の孵化をされている方がいたので、ぜひご覧ください。動画が見つけられなかった…。
・水草などを多めに入れてストレスがないようにする
環境が変わるというのがママエビにとってはやはりすごくストレスなんだと思います。
卵を抱えているときだからなおのことですよね。
だからできるだけ環境を変えない。同じ水槽内で飼育してあげて、観察しすぎないなど配慮が必要かなと思いました。
・餌は流木で十分
隔離の後、餌は大丈夫なのか、餓死しないかというのがすごく心配でした。固形餌を入れましたが、本当に食べる気配がなく、水が汚れるだけで帰って心配なぐらいでした。
色々調べていたら、ヤマトヌマエビは流木を食べるので、それがあれば大丈夫という記載を発見。
…流木食べんの?
今さらながら知りました。めっちゃ食ってる姿を見ていたにも関わらず、木にくっついた何かだと思っていて、木そのものを食べてるとは思いませんでした…。
水も汚れないし、流木の方が全然いいと思います。
隔離後の話
私は脱卵したあと、エアレーションをかけて孵化しないかなと見守っていたのですが、全く孵化しませんでした。
脱卵後の失敗ポイント
・隔離ケースが小さすぎて、水質の悪化が早い
脱卵した卵は状態が変わりやすいように思います。もわもわしたものがくっついているのですが、うまくいかないと卵がカビてしまうようです。
そのためカビる前に孵化させる。
水質が悪化する前に水を入れ替える。
などが必要なようですが、ごめんなさい、月初で忙しいと全然できませんでした…。
・エアレーションがうまくできなかった
こちらは未確認ポイントが多いんですが、孵化を促すためにエアレーションが効果的なようです。
でもどのくらいのエアレーションが必要か、卵がつねに新鮮な水に接する方がいいのか、あまり動かないほうがいいのかなどがうまくできませんでした。
ここの情報も少なくて、エアレーションを水草で緩和させて水流をコントロールする必要があるというのも聞いたのですが、隔離ケースが小さすぎるとそれもできない…( ;∀;)
サケの卵のように卵の周囲の水にも酸素が必要というなら、そこそこ水が動いていないといけないのでは?など疑問がいっぱいでした。
そのため、脱卵をさせないほうが簡単だと思います。
そのためにも隔離の状況をきちんと作ってあげることが大事かなと思いました。
・隔離して孵化がうまくいった後の汽水の飼育ケースの注意点
失敗した私ですが、それでもやっちまったと思うことがあるので記載します。
汽水ケースは小さすぎないこと
小さいのでもいいという記事を読んでその通りにやっていたのですが、小さすぎても水替えが大変です。ある程度大きい方がいいと思います。
ゾエア幼生が大きくなって稚エビになったとき、エアレーションが必要になります。
でも強すぎるエアレーションだと稚エビが水流にもまれて疲れて死んでしまうそうなので、調整が必要だそうです。
でもケースが小さすぎるとそれすら難しい…!
小さすぎないほうが良いと思います。私は丸いガラスケースを使っていましたが、丸いのは観察が難しいので本当に普通の四角いケースがいいと思います。
汽水は海水7:飼育水3で割る
私は海水と水道水でやっていたのですが、考えてみれば確かに飼育水のような整っている水の方が安全ですよね。
飼育水で割ればよかったと後悔です。
最後にここまでやってみて思うこと
私は平日は会社員をしており、現在はコロナの影響もあって在宅ワークが主です。
家にいてもやはりエビの世話は忙しい…(´;ω;`)ウゥゥ
水替え、餌のタイミング、餌を食べるように頻繁に水を撹拌する、などなど結構手がかかるとともに、期間が長いです。
結論としてあまり会社員向きじゃないかも…と今回ようやく気付きました。
たまたま月末月初だったので、ぜんぜんエビちゃんにかまってあげられなくて、孵化してもきっと難しかったと思います。
今回もエビちゃん卵を還してあげらえなかったのですが、しばらくはアクアリストとしての腕をあげるまでは、様子を見ようかなと思います。
ママエビも妊娠頻度が高すぎて体調が心配…。
パパを隔離しようかと思うぐらいです。
エビにチャレンジする方に少しでも参考になりますように。
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