2020年12月にママエビが抱卵していることがわかり、会社員には厳しいなと思いながらも、ちょうど大潮が年末で仕事がお休みということもあり、再々々チャレンジしてみました。
実は今回も、玉砕しました。
本当は小さな命でも命だから大事に育ててあげたいんですが、本当にヤマトは私にはまだまだ難しく、設備も不十分でした…。
というわけで、またもだめだったポイントをあげていきます。これからヤマトヌマエビの繁殖にチャレンジする方の参考になれば幸いです。
隔離のタイミングがキーポイント
ヤマトヌマエビが抱卵して、卵に目が確認でき、隔離する…というポイントで実は2回もミスしています。
しかしながら隔離のタイミングはやはり難しいです。
私が参考にしているタイミング
・大潮
今回、放卵に気づいた時点での次の大潮は12/30でした。だいたい2週間くらいでゾエア放出らしいので直近とか数日後の大潮はあまり気にせず、少し先のを目安にしています。
・発眼
放卵した卵に目が出てきます。スマホとかのカメラでめっちゃ拡大すると見えます。肉眼だと難しいんですが、さすがに何度か見てきて、なんとなく怪しいときがわかってきました。
卵が灰色の時はまだ発眼してないです。
卵が白っぽくなってくると怪しいです。
あまりにも追い回すと、この時期のママエビは繊細らしく、いつもすぐ逃げちゃうけど、この時期は特にすぐに隠れてしまうように思います。
なので、ぱっとみて灰色なら、そんなにがっつりと見なくても大丈夫だと思っています。
白っぽくなってきたら、スキをついて写真を拡大して撮ってみるといいと思います。
今回は確かに年末に白っぽくなってきました。
隔離の仕方
前回、大失敗した隔離の仕方です。
前回は水槽外に小さな入れ物で隔離しました。(しかも円形)
そしたら2日ぐらいで全部脱卵してしまいました。
脱卵とは、ゾエアが放出されていない状態で、ママエビが環境の変化に危険を感じて、卵を全部自分で落としてしまうことです。
こうなると本当に孵化を待つだけになります。
前回は、孵化させるにもうまく水流を作れず、卵をだめにしてしまいました。
という前回を踏まえて、今回はママエビを飼っていた水槽内で、ペットボトルを半分に切って入れてそこに飼育水を入れて、ママエビを隔離しました。

この右側のやつです。
水槽の外とペットボトルの内側から磁石で固定しています。
ママエビが隠れられ、かつ餌も食べられるように、水草付きの流木を入れています。
またこの時点では入れてないですが、エアレーションをかけています。
今回はこれでやったところゾエアが放出されました。
ただ残念なのが脱卵した卵から孵化したようなんですね…。ママエビのお腹から一斉に孵化するのは、まだだったかぁ…。
脱卵した卵を孵化させる方法
脱卵した場合でもうまくエアレーションで水流を作ると、孵化を促すことができるようです。
今回、ゾエアを育て上げるのは失敗しましたが、卵はかなり孵化しました。
ゾエアの数まで数えられていないんですが、数十匹はいたと思います。このゾエアがぴょこぴょこするのは本当にかわいかった…。
私が思う脱卵した卵から孵化させるポイントはこちらです。
・エアレーションで水流を作る
・水流はごく弱くかける
・うまれたゾエアが水流に巻き込まれるので、水面近くでかける
エアレーションで水流を作るのは必須です。
絞りがついていたら、それで一番小さくしぼれば問題ないかと思います。
しかしエアストーンを下の方に置くと、孵化したゾエアが水流に巻き込まれて、不必要にふわふわしてしまいます。ゾエアがつかれて死んでしまう要因になってしまうかもしれないので、エアストーンを水面近くに設置しました。

よい写真がなかったのですが、これより少し上でもよいと思います。
そうすると下の方に水流が行くころには弱まるようで、ゾエアがながされたりしていませんでした。
また水草などで水流を弱めるという方法もみかけましたので、やりやすい方法でよいと思います。
かなりへたくそですが、隔離したところでゾエアが孵化した動画です。
めっちゃちっちゃいのが時々ぴょこぴょこしています。
上記の用にゾエアが確認できたら、もうひたすらスポイトで吸い取ります。
スポイトは長いのがいいです。先を少し斜めに切ると、ゾエアがひゅっと吸い取れます。
ゾエアだけを吸い取るようにした方がよいと思います。じゃないと動画のように水が汚れてしまい、ゾエアなのか、ごみなのかが本当にわかりづらいです。
ちなみにゾエアは魚たちのフンより小さいです。
なのでちょっとしたごみ、たまたま入ってしまった繊維、などが本当に邪魔…。
水はきれいな方が管理は楽だと思います。
隔離ケースから汽水へ移動した後です。
ゾエアがぴょこぴょこしていてかわいいです。
個人的な観察ですが、元気なゾエアはこのライトの当たる中間域にとどまっています。
底辺にもたくさんいるんですが、その子たちはなかなか上に上がってこれないです。でもゾエアは浮遊している餌しか食べられないとのこと。つまり、下の方にいる子たちは、少し弱っており、餌にありつけないのではないかと思います。
ちなみに今回の餌は、アクアハーミットさんのエビの育て方を参考に、米のとぎ水にしました。餌を砕いてやる方法なども試しましたが、細かさの加減がわからないためだったんですが、米のとぎ水をいれるとゾエアの活動が活発になるし、食べてるのかなーと勝手に考えていました。
また動画ではアクアリウム日和chあくびさんをだいぶ見させていただきました。
とても分かりやすいのでぜひ参考にされてみてください。
その後のゾエアは…
残念ながらそのあとのゾエアは3日で死んでしまいました。
理由は深夜帯に撹拌できなかったこと、おそらく私が用意した汽水のケースが小さすぎたこと、水質が悪化したこと、ではないかと思います。
ちょうど会社が始まる前に、全滅してしまったので、思い残すことなく会社には行けました…。
でもゾエアがぴょこぴょこしてかわいかったのがみられなくなったのは、やっぱりショックがぬぐい切れないですね…。
次回挑戦するかはわかりませんが、やるときはもうちょっと設備を整えたいと思います。
まずはパパエビを隔離したいですね…。
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